モノ(職場)

働いてわかった!病院薬剤師の給料が安すぎる4つの本当の理由

こんな方へ
  • 病院薬剤師は激務の割に給料が安すぎでつらい
  • 仕事内容は調剤薬局よりも病院がいい…
  • 病院の給料安すぎを解決できる方法はある?

病院薬剤師は「激務」「給料安すぎ」で有名な職業です。

病院薬剤師の私は、新卒で就職した病院で激務+給料低すぎを経験をしました。…やはり辛かったです。

その後、縁あって優良病院に転職することができ、優良病院とそうでない病院の両方を経験して初めて見えたことがあります。

そこでこの記事では、病院薬剤師の給料が安すぎる4つの理由を解説します。

この記事を読めば、うすうす気づいていたけど諦めていた病院薬剤師の給料が安すぎる4つの理由と、具体的に解決する方法がわかります。

病院薬剤師の給料が安すぎる本当の理由を知り、それをクリアしている優良病院で働きましょう!

病院薬剤師の給料が安すぎる4つの本当の理由

病院薬剤師は「激務」「給料安すぎ」で有名な職業です。

実際に病院薬剤師として働くあなたはうすうす気づいているかもしれませんが、もう一度改めて考えましょう。

給料が安すぎる4つの理由
  1. 病院の基本給・福利厚生が悪い
  2. 残業した分の残業代が出ない
  3. 役職ポストが少なく昇給しない
  4. レジデントなど非正規雇用

給料が安すぎる理由1:病院の基本給・福利厚生が悪い

病院薬剤師の給料が安すぎる理由として、

  • 病院経営は約4割が赤字
  • 医師の年収高い
  • 看護師の人数多い

などが挙げられています。
多くの病院で同じ状況なので、基本給はほとんど変わらないことが多いです。

しかし、福利厚生の「住宅手当」は病院により違います

「住宅手当なし」vs「月2万円or病院の寮」
手取り収入が大きく変わるので注目しましょう。

給料が安すぎる理由2:残業した分の残業代が出ていない

実際に残業した分、残業代が出ていますか?

病院薬剤師はルーチン業務(調剤・病棟など)の他に、委員会や資料作成など残業しないとできない業務が多くあります。

毎日1時間半(月30時間)×時給2千円
毎月6万円 の違いが出ます。

人件費に厳しい病院が多いので、残業はしているけど「申請できる雰囲気ではない」というケースが多いです。

給料が安すぎる理由3:役職ポストが少なく昇給しない

昇給は役職がつかなければほとんどないです。ですが、一般企業のように役職は多くありません。営業のように実績が数字になることも少ないので、昇進は年功序列が多いと思います。

順番待ちをしていても、「よその病院からスキルをもった薬剤師が呼ばれる」こともあります。昇進したければ、スキルアップして呼ばれる側になる必要があります。

給料が安すぎる理由4:レジデントなど非正規雇用である

大学病院や一部の有名病院では、まずレジデントなど非正規雇用で採用し、欠員が出たら正規職員に登用する病院が多いです。非正規雇用の場合は「給料が出るだけマシ」と言われるほどです。自分も新卒のときはこれがイヤでした。

しかし…、正規職員の給与を確認したことありますか?

募集していないので求人を目にすることはないですが、「有名病院」と言われるところでは意外と給料が高く、福利厚生も悪くないところが多いです。

正規職員になるまでのおおよその年数と合わせて確認しましょう。

病院薬剤師の給料安すぎを解決する「ほんの一握りの優良病院へ転職」

病院薬剤師の給料安すぎを解決するためには、「優良病院」で働く必要があります。

ほんの一握りの「優良病院」を見分ける4つの条件を紹介します。

病院薬剤師の給料安すぎを解決する優良病院4つの条件

  • 人並の基本給
  • 住宅手当あり
  • 残業代キッチリ出る
  • そこそこの当直回数

手当での収入が多いので、求人で公表されている年収は参考程度にしましょう。手当込みの実際の年収は、給料体系違うので人事担当や薬剤部長も把握していないことが多いです。

現在の自分の給料と手当を比べるか、実際に働いている人に聞きましょう。

やくごろう

上記を満たしていれば、人間関係も良いことが多い印象です。

ママさん(これからママになる)薬剤師の方は…

  • 時短勤務可能
  • 希望する日に有給取れるか
  • 時短期間は委員会など雑務なし
  • 人間関係

をポイントにし、復職率で確認しましょう。

産休育休は退職するいいきっかけになります。
復職率の確認は、
「その職場で働いているママ薬剤師がどのくらいその職場に戻ってきたいと思っている」かがわかります。

残業代や当直手当がないので、給料としては下がります。
耐えられないほど下がるようなら調剤薬局も選択肢かもしれません。
>>>主婦病院薬剤師が薬局へ転職!成功した職場の選び方

当てはまらければ転職を検討

優良病院のほとんどは、ほとんどは病床数の多い「有名病院」です。

しかし、有名病院の求人は埋まりやすく最初はレジデントや非正規雇用がほとんどです。
非正規雇用→正規雇用に登用されるまでの期間は給料が安く、我慢が必要になります。もし正規雇用に登用されたら、給料は調剤薬局と比べてもそこまで遜色ないことが多いです。

優良病院を探すのは、下記の2点であなたの年齢が若いほど有利でしょう。

  • 非正規雇用の期間を耐えられる
  • 優良病院に巡り合うチャンスが多い

昇給はほとんどないので、スキルを磨くことで他施設からも必要とされる人材を目指しましょう。

やくごろう

これからママ薬剤師になる方は、ママになる前に正規職員になれるかがポイントです。

まとめ:病院薬剤師の給料が安すぎる理由を知り一握りの優良病院を探す

給料が安すぎる理由
  1. 病院の基本給・福利厚生が悪い
  2. 残業した分の残業代が出ない
  3. 役職ポストが少なく昇給しない
  4. レジデントなど非正規雇用

上記4つ理由を再度認識し、”病院薬剤師”のまま年収を上げたい場合は下記4つの条件を満たした「優良病院」を探しましょう。

  • 人並の基本給
  • 住宅手当あり
  • 残業代キッチリ出る
  • そこそこの当直回数

年齢が若いほど、優良病院に巡り合うチャンスがあります。
職場の探し方は、このサイトの別記事(一番下にリンクあり)で解説しています。

やくごろう

私は非正規雇用の期間を我慢できたので、年収150万円くらい上がりました

とはいえ、

  • 病院の残業時間に耐えられない
  • 非正規雇用は厳しい

という方は、調剤薬局の条件を一度確認しておくことをおすすめします。

現在のあなたが、調剤薬局に行ったら年収いくらくらいか「自分の市場価値」は転職サイトでリスクなしで確認できます。

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実際にやくごろうが「自分の市場価値」を診断したときの体験は別の記事でまとめています。
>>>【リスクなし】薬剤師が自分の市場価値を診断するたった1つの方法

病院薬剤師が年収を上げるための「職場」の力

病院薬剤師が年収を上げるには、職場選びが重要です。

このサイトでは、病院薬剤師が年収をあと150万円あげる3つの力について解説しています!
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