- 将来に向けて今からできることをしたい
- 効率よくお金を貯めたい
薬剤師は「安定しているけど大きく稼げない」で有名な職業です。
実際に病院薬剤師として働くやくごろうも、リストラなど将来の不安は少ないものの、もっと効率のいいお金の貯め方はないか調べていました。そこで知ったのが”複利の効果”です。
「人類最大の発明」と呼ばれ、時間をかけるほど雪だるま式に増える”複利の効果”について、病院薬剤師が知っておくべきことをまとめます。
“複利の効果”を知っていたかどうかで、資産運用や知識に将来大きな差が生まれます!
“複利の効果”とは
「複利は人類による最大の発明だ。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う」
アルバート・アインシュタイン
“複利の効果”とは、「元金(がんきん)によって生じた利子を次期の元金に組み入れる方式であり、元金だけでなく利子にも次期の利子がつく。したがって、各期の利子が次第に増加していく。」と説明されています。(引用:Wikipedia)
すなわち、資産や借金が雪だるま式に増えることを指します。
貯金と単利と複利の違い
手元に100万円の場合を考えます。
貯金の場合…
100万円→100万円→100万円→…100万円
利子がつかないので何年たっても100万円のままです。
単利の場合…
複利の場合…
複利では、いわゆる”雪だるま式”で増えていますね。
知識は複利で増える。資産は?
複利の効果はお金に限らず、多くの場面で当てはまります。
薬剤師では、「知識」が複利で増える代表例です。
一度勉強した事がある事は、次に勉強するときに効率よく勉強できたり、同じ情報でも入ってくる情報量が増えますよね。
循環器の勉強→抗がん剤の勉強→抗がん剤の循環器系の副作用は理解しやすいです。
それでは資産はどうでしょうか?
ゼロ金利の時代、ただ毎月貯金しているだけでは複利の効果は生かせません。
貯金と複利でどのくらい差が出るかシミュレーションしてみました。
貯金vs複利
30年で資産額が2.5倍違う!
毎月3万円ずつ、年利5%で30歳から60歳まで資産運用したシミュレーションです。
利子がつかない貯金のみ:1080万円
複利効果:2456万円
30年間でざっくり約2.5倍も差がつきます。
ここで使用した年率5%は、米国株式の積み立て投資信託の平均年率に基づいています。
もっとも重要なのは、「早く始める」こと
複利効果は期間が長ければ長いほど、効果が大きくなります。
いかに「早く始めて、長く続けるか」で、将来に大きな差がつきますね。
子供の薬学部学費を18年で貯めるには、毎月いくら?
私立薬学部の学費:200万円×6年間=1200万円を目標金額として、子供が大学に入学するまでの18年間で毎月いくら積み立てればよいか比較しました。
貯金 5.6万円 vs 複利 3.5万円
貯金の場合;5.6万円/月
複利の場合;3.5万円/月
複利の効果を使うかどうかで毎月2万円も差が出るんですね
複利効果という資産運用の力
薬剤師は貯金よりも積み立て投資
“複利の効果”を最大限に発揮するには、早めに始めて長く続けることが必要です。
つまり、安定して毎月積み立てできることが何よりも重要です。
「安定しているけど大きく稼げない」薬剤師は、安定していることを武器に積み立て投資をすることで、複利効果という資産運用の力を手に入れることができます。
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