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病院薬剤師の就職活動:具体的な手順

こんな方へ
  • 病院に就職したいけど、情報が少なすぎる!
  • 失敗しない手順を知りたい

病院薬剤師の就職活動は、企業に比べとても情報が少ないです。
採用する人数がとても少ないため、転職エージェントと提携している病院もとても少ないと思います。

私やくごろうは、新卒で民間病院(約300床)に就職し、3年後に別の民間病院(約600床)に転職しました。

数少ない経験ですが、私の実体験と知り合いに聞いた体験を踏まえ、
病院薬剤師の就職活動:具体的な手順
について解説していきます。

1.病院薬剤師になる目的を整理する

これが就職活動の基本になります。

“働く”という行為に対して、人によって大切にするものが違います。

スキル、お金、職場環境、勤務地…全て満たす就職先があればよいのですが、なかなか全て満足できる職場は少ないです。

なぜ数ある職業の中から病院薬剤師を選んだのかを整理し、あなたにとって絶対に譲れないポイントを決めましょう!

2.目的を達成できそうな病院を、診療科、勤務地、給料などから絞り込む

診療科…その診療科がない疾患は経験できない。研修認定施設かどうか。

勤務地…異動があるかどうか

お金…手当など確認、就職してからの昇給は少ない

など、目的によって様々な条件があります。

詳しくは、別記事の「就職先の失敗しない選び方」で解説しています。

>>>病院薬剤師が失敗しない就職先の選び方

3.新卒or既卒の採用かを確認する

施設によって、

  • 新卒のみ採用
  • 新卒と既卒両方採用
  • 既卒のみ採用

が分かれます。

いくつかの大学病院では、新卒のみレジデント制度からのスタートとしているところがあります。

これにより、あなたにとってその病院が選択肢になり得るかが大きく決まります。

ホームページや大学就職部などで過去の実績が参考になります。

4.現在募集中かどうか確認する

定期的に新卒を採用している施設では、どのくらいの時期に募集しているか確認します。

既卒の場合は、転職する時期と募集している時期が合っているか、タイミングが重要になります。既卒は欠員補充での募集が多いため、タイミングが重要です!

これも、まずは施設のホームページを確認し、情報がなければ病院の人事部に直接確認するとよいでしょう。

各都道府県病院薬剤師会のホームページも参考になります。

場合によっては、転職エージェントに契約があるか聞いてみるのもいいと思います。

5.現在その職場で働いている人に話を聞く

難しいですが、なんとかしてやってほしいことの一つです。

病院薬剤部は閉鎖的な職場であることが多く、職場の雰囲気はとても重要です。

しかし、職場の雰囲気はホームページや見学ではほとんどわかりません。

学生実習経験者、OB訪問、地域薬剤師会の知り合い、学会で会う人などで探すことがほとんどですが、個人的にアプローチしてみて下さい。

直接聞くことが難しければ、同じ地域・同じくらいの規模の施設に務める人が案外情報を持っていたりします。

6.職場見学、説明会の申し込み

申し込みは定期的に行っている場合と、随時で行っている場合があります。どちらかというと、随時の方が多いかもしれません。

情報はホームページを参照しますが、掲載されていない場合は直接メールor電話で問い合わせをします。

給料、手当、離職率、産休育休実績など、働いてから聞きにくいことは是非ここで聞いておきましょう

7.採用試験

面接は必須であり、筆記試験は施設によって分かれます。

いくつかの施設の部長に聞いた個人の印象ですが、筆記は最低限の知識のみ、あとは人柄で選考している場合がほとんどだと思います。

既卒の場合は、前職場の都合といつから勤務可能か、必ず調整しましょう。

8.就職

上記をクリアして、晴れて病院薬剤師です!

病院薬剤師が年収を上げるための「職場」の力

このサイトでは、病院薬剤師が年収をあと150万円あげる3つの力について解説しています!
3つの力のうち、本当に知っておいてほしい「職場」の力について現役病院薬剤師やくごろうがまとめています。

やくごろう

皆さんの病院薬剤師就職活動体験談も、是非教えて下さい!