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【辞めたい】病院薬剤師が心から叫ぶ6つの理由とやるべきこと

こんな方へ
  • 病院薬剤師を辞めたい…
  • 病院薬剤師を辞めるかどうか悩んでいる
  • 病院薬剤師を辞める前にできることを知りたい

激務・薄給な病院薬剤師を辞めたい…と思う人はとても多いです。

私は新卒から8年間病院薬剤師として勤務し、病院薬剤師を辞めた人と辞めなかった人を数多くみてきました。
そして、実際に私も妻も一度転職しています。

そこでこの記事では、病院剤師を辞めたいと思う6つの理由とやるべきことについて、私と妻の体験をふまえて解説します。

この記事を読めば多くの病院薬剤師が辞めたいと思う理由とタイミングがわかり、実際に辞めるかどうか判断するポイントがわかります。

さらに、辞める前に今のあなたができる「自分の市場価値を確かめる方法」も解説します。

病院薬剤師を辞めたいと思う理由はどの人も大体同じです。辞めたい理由を整理し、将来の自分を想像しましょう。

目次
  1. 病院薬剤師を辞めたいと思う6つ理由
  2. 病院薬剤師を辞めたいと思ったらやること
  3. 病院薬剤師は好きだけどこの病院を辞めたい:私の経験
  4. 病院薬剤師そのものを辞めたい:妻の経験
  5. 「病院薬剤師を辞めたい」を思い止まるケース
  6. 病院薬剤師を辞めるか迷う…あなたの市場価値を確かめる方法

病院薬剤師を辞めたいと思う6つ理由

病院薬剤師を辞めたいと思う理由は、ほとんどがこの6つの原因になります。

辞めたいと思う理由
  1. 人間関係
  2. 給料
  3. 将来性・スキルアップ
  4. 残業・激務
  5. 結婚・子育て
  6. 大きなミスや事故

病院薬剤師を辞めたい理由:①人間関係

8年間病院薬剤師をしていますが、辞めたい理由の断トツのNo.1です。

上司(薬剤部長)、先輩、同僚、病棟の医者など…
病院薬剤師の職場はさまざまな人間関係に悩まされます。

一般企業のように異動が多い職業ではなく、狭い職場で逃げ場のない人間関係にさらされ続けることでしょう。

私は、人間関係が理由で病院薬剤師を辞めたい場合は、すぐに辞めるべきだと思います。

辞めるべき理由
  • 一度悪くなった人間関係はもとに戻らない
  • 異動がなく環境が変わらない
  • 前向きに働けず、スキルアップが望めない
  • 体調を崩したら一生台無し

あなたがどんなに原因を考えて改善しようと努力しても、一度悪くなった人間関係を修復することはほぼ不可能でしょう。

やくごろう

「ケンカした後に仲直りをした大人」を見たことがありますか…?

人間関係が理由でやりたい仕事ができなかったり、仕事がうまくいかなくなるケースは多いです。
いずれは前向きに頑張ろうという気持ちすら奪われていくと思います。

改善する見込みがないところにずっと身を置いておく必要はありません。

「あの時あれをしておけばよかった」など、反省点は新しい職場で人間関係をリセットしてから活かしましょう。

しかし、

  • 「辞めるほどじゃないけど、つらい…」
  • 「もっとうまく立ち回るための心得が知りたい」

マジメな人が多い病院薬剤師には、こんな方も多いと思います。

病院薬剤師の人間関係の心得については別の記事で詳しくまとめています。
>>>【気にしても無駄】病院薬剤師が人間関係に悩む理由と4つの心得

病院薬剤師を辞めたい理由:②給料

病院薬剤師は忙しいのに給料が安すぎることで有名な職業です。

やくごろう

ネットでは「やりがい搾取」という言葉が出てきますね。

家庭を持ち始め子育てが始まる30歳前後の病院薬剤師が辞めたいと思う理由で最も多い印象です。

病院薬剤師の給料が安いことは承知で就職した新卒のときから、気持ちの変化が大きい時期でもあります。

  • 給料が低くてもやりがいが大切!
    • →実際は毎日同じことの繰り返し…
  • スキルアップして昇進したい!
    • →勉強する時間がない…
  • 年数が上がれば給料も上がるはず!
    • →同じ職場の50代以上の先輩と給料があまり変わらない…

今まで一生懸命頑張って仕事も勉強もしてきたけど、ひと段落したら暗い現実がリアルに見えてきた…という病院薬剤師が多いのではないでしょうか。

悲しいことに、上記のような気持ちの変化は実際に当たっていると思います。

同じ職場での昇給するのは公務員薬剤師くらいで、その他は同じ職場で年齢を重ねてもほとんど昇給しないため、50代以上の先輩と給料はあまり変わらないはずです。

やくごろう

たとえ役職手当がついたとしても、当直手当ほんの2~3回分がほとんどです。

病院薬剤師として年収を上げるには、
スキルアップをして自分の価値を高め、
必要としてくれる職場に移る
ことが一番現実的ではないでしょうか。

このため、あなたの職場が認定取得などスキルアップしやすい環境であれば、まずは給料よりもスキルアップを優先して辞めないという選択肢もあります。

その他に、

  • 残業手当がしっかり出る
  • 住宅手当がある

この二つも給料に大きく影響するため、これらが充実している職場に転職するのも一つの手です。

病院薬剤師を辞めたい理由:③将来性・スキルアップ

給料を上げるために、将来性やスキルアップを考えて他の病院に転職するケースは多いです。

将来性やスキルアップを求める場合、あなたが今の職場でスキルアップできるのであれば、病院薬剤師を辞めたいと思っても思い止まることも選択肢です。

将来性・スキルアップとは…

  • 認定や専門の取得
  • 薬や疾患の知識
  • 役職によるマネジメント能力

などが該当します。

やくごろう

頑張っても役職のポストが空かずに昇進できない職場もありますね。

病院薬剤師を辞めたい理由:④残業・激務

病院薬剤師は残業が多く、激務で有名な職業です。

残業が多い理由として

  • 日中のルーチン業務に加え委員会などの業務
  • カルテの記録などで時間がかかる
  • 病棟で薬剤師一人が担当する患者数が多い

などがあり、ほとんどの病院で当てはまります。

病院内には多くの委員会があり、それぞれ資料作成などを担当することになります。一方で日中はルーチン業務で抜けられないので、委員会業務は残業で対応することがほとんどです。

カルテ記録や病棟業務は、ほとんど誰のヘルプもなく一人で仕事をしなければなりません。
さらに、「どこまでやればいい」というゴールが明確な業務ではないので、真面目な薬剤師ほど帰る時間が遅くなります。

これらの業務量の多さで疲弊していく病院薬剤師は本当に多いです。

しかし、病院薬剤師が残業・激務で辞めたいと思う本当の理由は、「働いた分の残業代が出ないから」がほとんどだと思います。

「どこまでやればいい」というゴールがないため、どこまでが残業代が発生する業務か曖昧になり、「仕事はしているけど残業代が出ない」という最悪なケースになって辞めたいと思う病院薬剤師は多いです。

残業代がキッチリ出たら、かなり給料は高くなるのではないでしょうか。

やくごろう

残業申請時間=帰宅時間
が理想の職場ですね。

病院薬剤師の残業事情については、過去の記事で詳しくまとめています。
>>>【裁判例あり】薬剤師の残業事情と残業代が出ない職場を見抜く2つの方法

病院薬剤師を辞めたい理由:⑤結婚・子育て

結婚・子育てを機に病院薬剤師を辞めたいと思う理由は、

  • 家事・子育てのために残業が少ない職場に転職したい
  • 引っ越して通勤が困難になった
  • 人間関係が悪い職場で、上司に辞めたいと伝えるいいきっかけになる

が多いです。

夕飯の準備などの家事や子供も送り迎えなどは、残業が多い仕事との両立は不可能です。

女性が多い職業であるため、産休・育休は取りやすい業種だと思いますが…

人間関係などが悪い職場の場合、結婚・子育ては嫌いな上司に「辞めたい」と伝えるきっかけになりやすいという側面もあります。

いい職場は、産休・育休後も辞めずに復帰される方が多いです。

やくごろう

そして、薬剤師は会社員と違って「休みの多さ」は職場によって本当に違いますね

子育てをするなら、当然「休みの多い職場」にすべきです。

  • そもそも休みの数が多い
  • 希望したところ休みやすい

「こんな職場はどうやって見分ければいいんだ…」と思う方に、別の記事で詳しくまとめています。
>>>【ダマされない】薬剤師の休みが多い職場とは?2つの見分ける方法

病院薬剤師を辞めたい理由:⑥大きなミスや事故

病院の仕事で大きなミスや事故が続くと、責任を感じて自分には向いていない仕事だと思うケースがあります。

特に、新卒~2年目くらいまでの時期は自分の仕事ぶりに理想と現実のギャップを感じやすい時期だと思います。

この場合は、転職せずにその病院で頑張った方がいいことが多いと思います。

辞めずに頑張る理由
  • 経験年数によって自然とミスが減ってくる
  • 新しい職場に行けば新しいミスをする可能性がある
  • 同じミスをしないように後輩に伝えることができる

しかし、「あいつは仕事ができない」というレッテルを貼られて人間関係が悪くなるようなら転職を考えてもいいかもしれません。

病院薬剤師を辞めたいと思ったらやること

病院薬剤師が「辞めたい」と思ったときにやるべきことをまとめました。

病院薬剤師を辞めたい理由を整理する

まず、辞めたいと思う理由を自分の中で整理します。

辞めたい理由が人間関係、将来性・スキルアップ、給料など…人によって様々だと思います。

  • 何が我慢できて、何が我慢できなかったのか
  • あなたの努力によってそれは改善することなのか

を考えましょう。

我慢できなかったことがあなたの努力によって改善しない場合は、転職を考えるべきです。改善しないのなら、耐えるだけ時間の無駄です。

やくごろう

我慢できなかったことを反省点とし、次の職場で生かしましょう。

逆に、我慢できないことが努力によって改善する可能性がある場合、努力をしてみてから転職を考えても遅くはないでしょう。

なんとなく辞めたいはNGです。たとえ転職して職場を変えたとしても、今まで経験したツライことが無駄になってしまう可能性があります。

薬剤師は、転職が盛んな業界ですが…
転職回数は多すぎると不利になるのは事実だと思います。

  • 転職回数が多い薬剤師が不利な理由
  • 転職回数の目安
  • 転職回数よりも重要な転職理由

これらは別の記事で詳しく解説しています。
>>>【現実】薬剤師の転職回数は多いと不利!3つの理由を現役薬剤師が解説

病院薬剤師をもし辞めたら…その前に自分の市場価値を確認

  • 今の職場を続けるのか
  • 転職して新しい職場にするか

悩んだ場合は、まずは自分の市場価値を確認しましょう。

自分の市場価値を確認することで、

  • 転職したらどのくらいの年収になるか
  • 今転職することが適切なのか
  • 他に必要なことがあるのか

などがきっと整理できるはずです。

「自分の市場価値の診断」は、転職サイト経由で転職エージェントに相談することで無料で簡単にできます。

いい職場がなければ「ただ転職しなければいいだけ」なので、リスクもないので一度やってみることをオススメします。

  • 「転職サイトって面倒くさそう…」
  • 「しつこく連絡されそう」
  • 「無理やり転職を勧められそう」

私もこう思っていましたが、実際にやってみると意外とアッサリしていました。

私が実際に自分の市場価値を確認してみた時の体験は、別の記事で詳しくまとめています。
>>>【リスクなし】薬剤師が自分の市場価値を診断するたった1つの方法

病院薬剤師は好きだけどこの病院を辞めたい:私の経験

当時勤めていた病院を辞めたいと思った私は、別の病院に転職しました。

その時の経験を紹介します。

私が病院を辞めたい理由:スキルアップ、人間関係

私が病院を辞めたいと思った理由は

  • スキルアップ
  • 人間関係

でした。

スキルアップ

私は論文や学会発表を通じて病院薬剤師としてスキルアップしたいと思っていました。

しかし、当時勤めていた中規模病院では

  • 診療科や症例数が少なく論文が書きにくい
  • 論文や学会発表を教えてくれる先輩がいない

という現実に直面しました。

新卒の就職したときは「自分で努力すればなんとかなる」と思っていましたが、現実は甘くはなかったです。

人間関係

職場全体がギスギスした感じで、離職率も高い職場でした。

特に、論文や学会発表の経験のある先輩とはとてもクセのある人で、自分も避けていました。

そんな職場にいた自分は、コミュニケーションをろくに取ろうともせず、事ある度に「〇〇さんのせいだ」「職場のせいだ」と人のせいにして言い訳するようになっていきました。

ある日、仲が良かった医師に「人のせいにしはじめたらもう伸びないぞ」と言われ、病院を辞めることを決意しました。

私が病院を辞めた後:今の病院に転職

病院薬剤師という仕事は好きだったので、別の病院に転職することにしました。

自分自身を振り返った結果、

  • 我慢できたこと:
    • 給料が低いこと、残業が多いこと
  • 我慢できなかったこと:
    • やりたいこと(論文、学会発表)ができないこと
  • 努力しても改善しないこと:
    • 診療科や症例数が少ないこと、人間関係が悪いこと

となったので、大規模病院に非正規職員に転職しました。

非正規職員にしたのは、大規模病院では正規職員で募集がなかったためです。

やくごろう

転職活動もひと段落…

と思ったら、忘れてはいけない最後の難関がありました。

職場の上司に「退職します」という、退職交渉です。
どうやって言えばいいか悩みますし、無理矢理引き留められたり…。
実際、私も転職活動よりもストレスがかかりました…。

薬剤師の退職方法について解説しています。
>>>【薬剤師の退職方法】正しい伝え方5つと退職理由4つを解説

私が病院を辞めたタイミング:石の上にも3年?

私が病院を辞めたタイミングは、3年ぴったり経過してからです。

理由は、よく言われる「石の上にも3年」を守った結果です。

  • 大学の恩師に「どんなに辛くても3年は続けなさい」と言われていた
  • 転職活動時に「我慢できない人」とレッテルを貼られるのが嫌だった

体調を崩すほどストレスがかかっていたわけではなかったので、3年を待って病院を辞めましたが…

今思えば、3年待つ必要はなかったというのが正直な感想です。

  • スキルアップして認定を取るのが遅くなる
  • 世の中の薬剤師は、思ったより「石の上にも3年」を重視していない
  • 若いほど転職の選択肢が広がる

が理由です。

私が病院を辞めた結果:スキルアップ、年収アップ

病院を辞めて新しい職場に転職した結果、

学会発表ができて論文も書くことができ、NST専門療法士の認定を取得できました。

給料は非常勤での採用だったので一時的に少し下がりましたが、正規職員になった後は転職前より年収150万円くらいアップしました。

人間関係は前の職場での反省を生かし、困ることはなくなりました。

私が病院を辞めた反省を生かして:敵を作らないように

病院を辞めて人間関係がリセットされ、一から関係を築くことになったので前回の反省を生かそうと思いました。

ズバリ、「敵を作らないこと」です。

人間なので、相性がありますし、変わった人はどの職場にもいます。

しかし、私が「あなたのことを嫌いです」という態度をとらなければ、相手からも敵として認識されにくいのではと思いました。

とにかくビジネスライクな関係を築くことを意識した結果、対立する人がいないので自分がストレスを感じることも少なくなりました。

やくごろう

人間関係がリセットされたからこそできることだったと思います。

病院薬剤師そのものを辞めたい:妻の経験

私の妻も病院薬剤師として働いていましたが、結婚を機に病院を辞めて調剤薬局に転職しました。

妻が病院を辞めたい理由:残業、結婚、人間関係

妻が病院を辞めたい理由は

  • 通常業務の他に委員会業務が多くあり残業が多かった
  • 残業を申請しにくい職場の雰囲気があり、残業代が出なかった
  • 産休・育休を見据え、家から近い職場に早めに転職
  • 相談しやすい先輩上司がいなかった

でした。

妻が病院を辞めた後:調剤薬局に転職

「病院薬剤師はもういい」と言って、調剤薬局に転職しました。

辞めたい理由であった、委員会業務などによる残業が一番イヤだったみたいです。

妻が病院を辞めたタイミング:結婚を機に退職

上司に「この職場を辞めます」とはなかなか言いにくいものです。

妻は結婚という機会を逃さず、「結婚したので辞めます」と言ってスムーズに話が進んでいきました。

また、「転職してすぐの産休・育休は職場によく思われないから」といって、結婚と同時に転職しました。

妻が病院を辞めた結果:残業・激務から解放、年収アップ

病院薬剤師としての経験とスキルがあったので、調剤薬局はスキルアップを考えずに余計な仕事が少なそうな個人経営の薬局を選びました。

転職エージェントに

  • 「やりがい」「スキルアップ」は一切無視
  • 「年収が高くてなるべく雰囲気がゆるいところ」

という私とは全く逆の条件でピックアップしてもらった結果…

残業・激務から解放され年収もアップするという勝ち組になっていました。

やくごろう

転職エージェントにはそんなに正直な条件で相談していいのかと驚きましたね。

妻が病院を辞めた反省を生かして:余計なことは「致しません」

薬剤師の残業は、委員会業務などルーチン業務以外の仕事がほとんどです。

それに気づいた妻は、ルーチン業務以外の仕事が少ない職場を選ぶことで勝ち組になりました。

スキルアップは一切無視していましたが、心に余裕があるのか、病院の時よりも知識が増えている印象すらあります。

病院薬剤師→調剤薬局へ転職した妻が成功した職場の選び方は、別の記事で詳しく解説しています。
>>>病院薬剤師が薬局へ転職!嫁が成功した5つの理由と薬局の選び方

そして、「休みが多い職場」を全力で探していました。

調剤薬局は、シフト制で休みの多さは会社によって本当に大きく違いますよね…。
「休みの多い職場の見分け方」は別の記事で詳しく解説しています。
>>>【ダマされない】薬剤師の休みが多い職場のとは?2つの見分ける方法

「病院薬剤師を辞めたい」を思い止まるケース

「病院薬剤師を辞めたい」と思っている人は少なくないと思います。

しかし、病院薬剤師を辞めたいと思っているにも関わらず思い止まっているケースは下記の3つが多いです。

思い止まるケース
  1. 上司に引き留められる
  2. 転職が不安・面倒
  3. 給料が高い転職先がない

病院薬剤師を辞めたいを思い止まるケース①上司に引き留められる

病院薬剤師を辞めたいと思っている多くの場合、上司と関係が悪く相談しにくいことがほとんどです。

もちろん働く場所を決める権利はあなた自身にありますが、「辞めたい」と言っても、「人手不足だ」「無責任だ」などといって取り合ってくれなかったり、うやむやにされるケースがあります。

実際、私もそんな先輩たちを目の当たりにしてきたので、なかなか言い出しにくかったです。

しかし、上司はあなたの人生に責任は取ってくれません

就業規則を確認し、新しい職場でいつから働き始めるか相談した上で上司に伝えるようにしましょう。

「上司に引き留められるから」という理由で我慢し続けるのは、あなたの人生にとってとてももったいないです。

病院薬剤師を辞めたいを思い止まるケース②転職が不安・面倒

とはいえ、転職はとても大きいイベントです。

私が転職したときはネットで調べても、業者のようなサイトばかりで実際に転職した人の情報って意外と出てこなくて困りました。

一番必要なのは、実際に転職した人から生の感想を聞くことです。

あなたの周りにも、きっと転職した人がいると思いますので、是非そのときの体験を聞いてみてください。

私と妻が転職した際にやったことは別の記事で解説しています。

>>>【完全版】薬剤師が病院から病院へ転職する前後に「必ず」やるべきこと

>>>病院薬剤師が薬局へ転職!嫁が成功した5つの理由と薬局の選び方

病院薬剤師を辞めたいを思い止まるケース③給料が高い転職先がない

病院を辞めたいと思う理由にもよりますが、やはり給料は大切です。

せっかく転職するなら、給料は上がるか、最低でも現在の給料は維持するのが絶対条件になると思います。

病院薬剤師の給料が低すぎる理由と対策はこちらの記事で解説しています。

>>>働いてわかった!病院薬剤師の給料が安すぎる4つの本当の理由

病院薬剤師を辞めるか迷う…あなたの市場価値を確かめる方法

病院薬剤師を辞めたいと思っても、

  • 実際にあなたの年収がどのくらいになるのか
  • どういう職場が選択肢になるのか

これらがわからなければ行動することはできませんよね。

あなたの市場価値を確かめる方法は、薬剤師転職サイトを使うのがも最も簡単です。

薬剤師の転職サイトは数多くありますが、どのサイトも「実際に転職せず、相談だけでもOK」とホームページに明記されています。

私も実際に市場価値を確認してみました。その時の体験は別の記事で詳しくまとめています。
>>>【リスクなし】薬剤師が自分の市場価値を診断するたった1つの方法

私が利用した大手3社の中で市場価値の確認をするなら、メールでのやり取りが中心で解除後もしつこい連絡が一切なかった薬キャリAGENTがおすすめです。

※転職希望時期は6カ月未満に設定すると後回しにされずに済むようです。

病院薬剤師が年収を上げるには、職場選びが重要です。

このサイトでは、病院薬剤師が年収をあと150万円あげる3つの力について解説しています!
3つの力のうち、本当に知っておいてほしい「職場」の力について現役病院薬剤師やくごろうがまとめています。