- 薬剤師の収入が低いのでお金を増やしたい
- 薬剤師も資産運用ってした方がいいの?
- 資産運用はどうやって始めたらいい?
薬剤師は安定の職業と言われますが、意外と給料は低いですよね。特に、病院薬剤師の給料は低いで有名です。
もともと自分はあまりリスクを冒したくなく、堅実な貯金が好きなタイプでした。
しかし、あまりの給料の低さに将来に向けて資産運用をしなければ…と思うようになりました。
そこでこの記事では、病院薬剤師が資産運用を始めるべき4つ理由と、資産運用の始め方について解説していきます。
この記事を読めば、病院薬剤師が資産運用を始めるべき理由と、その始め方が全てわかります。
時間をかけずにできる、王道の投資方法を知りましょう!
病院薬剤師が資産運用を始めるべき4つの理由
病院薬剤師が資産運用を始めるべき4つの理由を解説していきます。
- 病院薬剤師の年収はあまりにも低い
- 転職が多いため退職金が期待できない
- 安定しているからこそ”複利”が活きる
- 仕事が忙しくても放っておける
それでは順番に解説していきます。
薬剤師が資産運用を始める理由①: 病院薬剤師の年収はあまりにも低い
ご存じの方も多いかと思いますが、薬剤師という職業の中で、病院薬剤師は最も年収が低いといわれています。
自分が新卒で就職した中規模病院は、
年収額面:約450万円
月の手取り:22万円前後
住宅手当:なし
くらいでした。
大学病院などに行った友人は手取り10万円台もザラにいました。
一般企業のように、役職がついて給料が上がっていけばよいのですが、病院薬剤師は役職のポストが少ないです。
施設にもよると思いますが、一般→主任→副薬剤部長→薬剤部長 くらいではないでしょうか。さらに、MRさんのように業績が数字として残る職種ではないため、ボーナスも変化が少ないです。
病院薬剤師は“安定”しているものの、稼げる職業ではありません。
薬剤師が資産運用を始める理由②:転職が多いため退職金が期待できない
薬剤師に限らず、医療業界は転職の垣根が低いため、多くの方が転職を経験します。
自分も1度転職を経験しました。転職をした結果…退職金は転職をするたびに受け取ることになります。
老後に2000万円必要とされるこの時代、給料が安い+退職金なしでは老後資金を貯めるのに不利であると感じていました。
福利厚生も大企業のように、確定年金など制度が充実している職場は少ないように思います。
自分の貯金だけで、老後に必要な2000万円を賄うのはとても厳しいと感じました。
薬剤師が資産運用を始める理由③: 安定しているからこそ”複利”が活きる
“複利”とは、「元本だけでなく、利子が利子を生む」とういことを指します。すなわち、「雪だるま的に大きくなる」や「指数関数的に増える」とも言い換えられます。
天才物理学者アインシュタインが「人類最大の発明」と表現したことでも有名です。
資産運用では複利を全く意識せずに過ごしてきましたが、病院薬剤師の勉強においては、なんとなく意識することがありました。
循環器の薬→消化器の薬→抗がん剤→…と勉強をしていったとき、抗がん剤の副作用で循環器系の疾患を再度勉強することになります。一度勉強したことがあることは、たとえ忘れていたとしていても、「聞いた事がある」という事実が知識の吸収を助けてくれます。「聞いた事がある」を増やすことで、どんどん勉強の効率がよくなります。
すなわち、「知識が知識を生む」のです。
この力を早いうちに身につけ、「聞いた事がある」を若いときにたくさん増やしておくと、同じ情報に触れた時でも、知識の吸収力が高くなるため将来楽になるだろうなと、なんとなく思っていました。
資産運用を調べ始めた時、お金にも同じようなことがあり、それを”複利”と呼ぶことを知りました。
”複利の効果”については、別の記事でまとめています
薬剤師が資産運用を始める理由④: 仕事が忙しくても放っておける
とはいえ、激務+自己研鑽の2つが求められる病院薬剤師には、資産運用にかける時間が圧倒的に足りません。
たいして増えないお金の勉強をするくらいなら、薬の勉強を。「薬剤師としての自己投資(勉強)こそが最大の投資」と思っていました。今でもそう思っています。
しかし、「時間をかけずに放っておける投資」があります。
それは「インデックス投資」という手法です。“つみたてNISA”という形で金融庁が推奨しているものでもあります。
薬剤師が資産運用を始める方法
金融庁が推奨するつみたてNISAの始め方は、別の記事でまとめています。
つみたてNISAを活用することで
→“複利”の効果を生かしながら
→退職金代わりに老後資金の準備を
→給料が安い病院薬剤師の貴重な時間をあまり奪われずにできる
ということに気づいたため、私は早速証券口座を開設し、資産運用を始めました。
病院薬剤師として7年目の時に、ようやっとこれに気づいて資産運用を始めましたが、もっと早く気づいていればと思っています。
自分が薬の勉強を自己投資でしている間に、(理論上は)お金が自ら雪だるま式に増えてくれれば、これほど病院薬剤師にとってありがたいことはありません。
もちろん、あくまで「理論上は」の話ですから、様々なリスクはあると思います。
しかし、”複利”の力(雪だるまの大きさ)は、時間が長いほど(長く転がすほど)有利であることは事実だと思います。
医療業界では、なんとなくお金の話はあまり公にしない雰囲気が強いかもしれません。
私たちの仕事のアウトカムは、「いくら稼いだか」ではなく、「患者さんを救えるか」です。
(…そもそも、お金をアウトカムにするなら、病院薬剤師を選ばないかもしれませんね)
そんな病院薬剤師だからこそ、“複利”の力を使って、知識とお金の両方を雪だるま式に増やしていくことをお勧めします。
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