- 今は病院薬剤師だが、結婚・出産もあり働き続けられるか不安
- 調剤薬局の失敗しない選び方を知りたい
これから主婦・ママになる病院薬剤師が結婚や出産を考えた時、より働きやすい職場を求めて薬局へ転職するか悩むケースはとても多いです。
当時病院薬剤師であった私の嫁も、激務な病院から調剤薬局へ転職することで、働きやすい職場と年収アップという「職場の力」を手に入れました。
そこでこの記事では、実際に嫁が成功した「薬局へ転職する際の職場の選び方」について、成功した5つの理由とともに解説します。
この記事を読めば、薬局へ転職する際に具体的な職場の探し方がわかり、希望する職場を手に入れることができます。
薬局への転職は、優先事項を決めた上でプロがリストアップした中から選ぶのがおすすめです。
薬剤師の嫁が病院から調剤薬局へ転職した理由
産休・時短のために働きやすい職場を最優先!
私やくごろうの嫁は病院薬剤師として働いていましたが、結婚を機に産休や時短勤務のしやすさを考え、調剤薬局へ転職しました。
その結果、残業も多く有給もなかなか取れなかった病院から、残業がほとんどなく有給もとりやすい調剤薬局へ転職し、年収アップまですることに成功しました。
主婦病院薬剤師(嫁)が薬局の職場選びで成功した5つの理由について解説します。
無駄な仕事?残業?委員会?
いたしません!
病院薬剤師の嫁が薬局への転職で成功した5つの理由
薬局への転職で成功した理由①優先事項(とにかく働きやすい職場)が決まっていた
一番の優先事項は、「とにかく働きやすい職場!」一択でした。
残業のもとになる無駄な仕事(委員会や研修など)がなく、休みも取れて家庭を最優先することが転職の理由だったので…
そのために、会社の経営状況やスキルアップは一切無視し、「出来るだけ楽で働きやすいところ」を探していました。
薬局への転職で成功した理由②大手よりも個人経営の薬局
大手薬局はスキルアップのための制度が整っている一方で、調剤以外の仕事が発生することが多くなります。また、大手は経営にも厳しいため、いかに集客力を上げるかを考えなければなりません。
委員会や研修など無駄な仕事が少なく、なるべく経営にうるさくない個人経営の薬局を選んでいました。
薬局への転職で成功した理由③職場のリストアップは転職エージェントに任せる
星の数ほどある調剤薬局を自分で探すのは大変なため、転職サイトに登録してリストアップしてもらっていました。
特に個人薬局は情報が少なく、自分で探すよりも効率よくリストアップすることができました。
薬局への転職で成功した理由④早めの転職を決断
妻の場合、結婚が決まってすぐに調剤薬局を探し始めました。
新しい職場で少し期間が経ってから産休に入れたので、周りからの信頼を得ることで職場に復帰しやすい環境を作ることができたそうです。(転職してすぐの産休は、気まずいそうです)
薬局への転職で成功した理由⑤病院薬剤師のスキルは重宝される
検査の内容や治療の流れ、病院での予約の取り方や疑義照会の対応方法まで、病院薬剤師のスキルはとても重宝されるようです。
病院の知識があれば、同僚や患者さんともいい関係を築きやすくなります。
病院薬剤師の嫁が成功した効率的な調剤薬局の探し方
調剤薬局の探し方①転職サイトに条件提示→調剤薬局をリストアップ
提示した条件
- 病院時代の年収(手当など全て含む)よりアップ
- 自宅から自転車で通える距離
- 産休育休実績あり、実際に復帰している方がいる
- 残業少ない・有給取れるところ
- 経営にうるさくないところ
転職サイトは一つだけ登録し、4つ職場をリストアップしてもらったそうです。
できるだけいい選択肢を残すために、転職サイトをもう1つか2つ登録しておいた方が良かったと言っていました。
今振り返ると、かなりわがままな条件ですね
調剤薬局の探し方①新卒の時に内定をもらった大手調剤薬局チェーン
はじめは薬局をどうやって選べばいいかわからなかったので、新卒の時に内定をもらった大手調剤薬局チェーンも選択肢に入れていました。
大手薬局チェーンへの正社員採用も、転職サイト経由で行われるようです。
病院薬剤師の嫁が成功した調剤薬局の選び方
調剤薬局の選び方①リストアップされた職場から自分で吟味
選んだポイント
- 給料、休日、通勤時間
- どんな病院が近くにあるか
(変な処方が来るので総合病院の門前は避けた) - かかりつけ薬剤師を積極的にやっていないところ
調剤薬局の選び方②直接聞けないことを転職エージェントの方に全て聞いてもらう
有給の取り方や離職率など、聞きにくいことは全て聞いてもらっていました。
自分が聞きにくいことを間接的に聞けるのは大きなメリットですね。
人間関係を含む職場の雰囲気は、見学の際に要チェックです。
大手薬局チェーンは少し厳しく感じた
大手薬局チェーンは、経営にガツガツしている印象で合わなかったようです。
また、正社員では委員会のような調剤以外の仕事もあるようなので、避けたと言っていました。
「なるべく楽に働ける」を徹底して選んでいました
薬剤師の嫁が今回利用した転職サイト
今回、妻がお世話になった転職サイトは「マイナビ薬剤師」さんでした。
選んだ理由は、一番有名で求人数が多かったからです。
転職サイトの活用は初めてであり、
- 転職を焦らされないか?
- 連絡が面倒でないか?
- 変な勧誘がないか?
- 本当にいい求人はあるのか?
など、色々心配はしていましたが(なにせ無料なので)、これらで問題になることなくスムーズに転職することができていました。
今の職場に不安がある方や、働き方をもっと良くしたい方は、自分の市場価値を診断してみることをおすすめします。
私も実際にやってみましたが、無料で簡単にできました。
>>>【リスクなし】薬剤師が自分の市場価値を診断するたった1つの方法
とはいえ、転職の経験なんて誰もがするわけでもなく、転職サイトなんて利用したことない人がほとんどだと思います。
私もその一人であり、転職サイトが実際に何をしてくれるのか、本当に無料なのか、どんなデメリットがあるのかを、実際に登録してみて体験しました。
実際に私が登録してみた体験は別の記事でまとめています。
>>>【実体験】薬剤師転職サイト大手3社を比較!利用した感想を紹介
まとめ:病院から薬局へ転職して働き方改革はアリ!
今回は私の妻の実例をもとに、成功した調剤薬局の選び方を解説しました。
私が思うに、今回成功した一番の理由は「何を優先するかがが明確だった」からだと思います。
病院でのスキルは必ず生きますし、人によって、タイミングによって優先するものは変わります。もちろん、全てを満たす職場なんてほとんど存在ないでしょう。
私の妻は「働きやすさ」を最優先させることで、残業が少なく休みもしっかり取れ、年収も150万円ほどアップさせることに成功しました。
同じ薬局で働く方も同じ考え方の人が多いらしく、お互いに協力しながら働けているそうです。
薬剤師の「病院か、調剤薬局か」は永遠のテーマであり、悩む方が多いと思います。
私は、病院でスキルアップした後に調剤薬局への転職は全然アリだと思います。
もしあなたが転職したら年収がどのくらいになるか、ここでも自分の市場価値を診断することが役に立ちます。
>>>【リスクなし】薬剤師が自分の市場価値を診断するたった1つの方法
病院薬剤師が年収を上げるための「職場」の力
病院薬剤師が年収を上げるには、職場選びが重要です。
このサイトでは、病院薬剤師が年収をあと150万円あげる3つの力について解説しています!
3つの力のうち、本当に知っておいてほしい「職場」の力について現役病院薬剤師やくごろうがまとめています。